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2012/10/31
神話を描くフランス人画家
マークエステルさん嬉野へ
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10月30日(火)
日本の神話を世界に発信したいと神話を描く
フランス人画家の
マークエステル(Marc Estel)さんが嬉野市長を表敬訪問されました。
◆◆◆
マークエステルさんは1943年 パリ生まれで、
1970年の大阪万博にフランス外務大臣秘書として来日されました。
その後、京都の清水寺で目にした水墨画のにじみの美しさに魅せられ、外交官から画家に転身されたそうです。7か国語を話されるそうです!
水墨画のにじみを油彩画で表現するという独自の手法で、西洋画と東洋画を融合させた独自の世界を確立。
「古事記」に魅せられ描き続けている日本神話シリーズは伊勢神宮をはじめ、全国約90か所以上の神社・神宮に奉納されています。九州では阿蘇神社(熊本県)や高千穂神社(宮崎県)にも奉納されているそう。
日本各地、パリ、南アフリカ、ニューヨーク、シンガポール、上海でも個展を開かれています。
◆◆◆
嬉野市の豊玉姫神社にも絵を奉納する方向で考えていただいているそうで今回嬉野市長を訪問されました。
マークさんが差し出しているのは
「日本神話 Japanese Mythology」というマークさんの画集です。
この画集には10年の歳月をかけて描かれた200点の作品がおさめられています。
中には鵜戸神社(宮崎県日南市)の神様である豊玉姫様も描かれており、嬉野の豊玉姫神社と同じ神様ということで絵を見せながら豊玉姫様の物語を話されました。
豊玉姫様のお話にも海が出てくるように日本の神話は海が舞台になっているものが多いそう。
マークさんが日本各地の神社に奉納した絵は「子どもたちに氏神様のことをわかりやすく伝えられる」と宮司さんが喜ばれるそうです。
マークさんは「日本ではギリシャ神話は有名だが近くの国である中国や韓国の神話は知られていません。日本の神話には海が出てくるものが多いのに対して中国の神話では川がよく出てきます。中国と韓国と日本の神話を比べた人は今までにいません。この3つの国の神話の絵はまだ終わっていないからまだまだがんばります」と話されました。
画集におさめられている「神々の家系図」。 神々の家系図!!!すごい!!
マークさんが画集の最初のページに直筆で描かれます。
描かれたのは「豊玉比売(豊玉姫)の愛」。(※「豊玉比売」と書くこともある) 嬉野市にある豊玉姫神社の神様です。
市長も感動されていました。
マークさんのサインと「嬉野市」という文字も入っています。 すごく貴重!!
写真クリックで大きく表示↓
マークさんのアトリエは世界各国にあるそうです。九州が好きで日本の温泉がお気に入りということで嬉野温泉にもアトリエを構えていただけたらなぁと思いました(*^^*)
豊玉姫神社に絵が奉納される日が楽しみですね!
※本来ならば世界的に有名な画家の方なのでマークエステル先生と呼ぶべきですが、ブログ内では大変失礼ながら「マークエステルさん」と呼ばせて頂きました。
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