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2022/08/24
\豊玉姫神社に新スポット/
神社をイメージした壁画が誕生!!
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嬉野温泉街に訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつ♪
豊玉姫神社
「美肌の神様」が祀られている神社として 、多くのメディアに取り上げられています。
たくさんの観光客が訪れる神社です(^O^)/
美肌の神様 なまず様
白く美しい なまず様に、願いを込めて「願い水」をかけます。
そんな豊玉姫神社に、新しいスポットが誕生しましたよ(≧▽≦)
完成した壁画と制作者の矢野 億子さん
2022年8月19日に完成しました♪♪♪
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絵が描かれた場所は神社向かって左手、境内社・祇園堂(八坂神社)の外壁です。
神社は国道34号線沿いにあり、
運転していてもすぐにわかります!
南側にある神社の参道だけでなく、こちらの北側から参拝される方もいらっしゃるそうです。
豊玉姫神社 宮司 馬場 信禎さんは
「祇園堂の外壁が暗い色だったので、雰囲気を明るくしたい。それならば、御神徳が伝わるような絵を描いていただこう。」と計画。
宮司 馬場 信禎さん
(写真中央:別取材で撮影したもの)
今年6月に矢野さんへ依頼しました。
絵が描かれる前。
(絵が描かれた場所は色が濃い部分)
矢野さんは武雄市(武雄楼門の近く)でカルチャーセンターを経営。
パソコン・スマホ教室や筆文字、チョークアートなどの講師を務めています。
墨絵筆文字パフォーマー・アーティストとしても活動されており、武雄市のみならず海外でもパフォーマンスの経験があるんですよ!
壁面アートは今回が4作目で、最近では武雄市山内町の「はらだ酒店」にも絵を描いています。
矢野さん自身、小・中・高校生と嬉野に住んでいて、豊玉姫神社は思い出が多い場所。また、矢野さんはもともと絵を描くことが好きで、幼いころの体験がきっかけて、これまでずっと「龍」を描き続けています。今回描いてほしい絵にも「龍」がいることが依頼を決めた大きな理由だそうです。
馬場さんから「古事記にある豊玉姫の神話を踏まえた絵を描いてほしい」と依頼を受けた矢野さんは、古事記を数冊読み3枚のラフ画で提案。
矢野さんのアイディアを大切に活かしながら、馬場さんが神社として御神徳に関するアドバイスをしてイメージを作り上げていきました。
完成した作品に矢野さんは、
「感染症やウクライナ情勢など、最近いいニュースがあまりないですよね。絵を見て明るい気持ちになってほしいと描き続けています。豊玉姫神社ってどんなところ?と聞かれた時にこの絵を勧めてもらえたら嬉しいです。絵を見ながら神社の話ができるような作品になりました。子どもたちにも興味を持ってもらいたいですね。」
と話していました。
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絵について詳しく教えていただきました!
右側)
御祭神である豊玉姫(トヨタマヒメ)。
髪には、真珠・珊瑚の飾り。
着物は海をイメージ。
内側から水の泡(赤)、貝(ピンク)、ヒトデ(オレンジ)、波が描かれています。
豊玉姫の顔を描くのがとても難しかったそうです。
「自分が描いた絵で、豊玉姫のイメージが決まってしまう。昔すぎないように、アニメチックになりすぎないように・・・。」と生まれた、この美しい表情。
上空)
豊玉姫命の父神である綿津見(ワタツミ)の象徴である龍
鱗と豊玉姫の着物の衿元が同じ模様になっています。
矢野さんが描く龍は、迫力があり今にも動き出しそう!
そして、目力がすごい!
吸い込まれそうです。
左下)
豊玉姫のお使いである白なまず
最初は真っ白だった白なまず。
ほかの絵を仕上げていくうちに、真っ白くつるんとした白なまずがどこか物寂しかったので、毛卍文(けまんもん)模様を描いたそうです。
かわいい( *´艸`)♡
「赤」と「青」の玉にもそれぞれ意味があります。
どちらも海神・水神である綿津見(ワタツミ)と豊玉姫。
豊玉姫の右手の先「青」は水と温泉の豊かな恵みを嬉野にもたらしている満珠(シオミツノタマ)。
左手の先「赤」には水の恐ろしい災害を防ぐ干珠(シオヒノタマ)が描かれています。
矢野さんははじめ、この2つを丸で描くことを考えていましたが、訪れた観光客といろいろ話す機会が多く「擬宝珠」をモチーフにした玉に変更。
「神社で絵を描いているとき、観光客の方にもたくさん声をかけていただきました。大阪から来たが多かったですね。絵を描き始めて、この神社のことを前より詳しく話せるようになりました。」
たくさんの人と話しながら作り上げた作品でもあるんですね ヽ(^o^)丿
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制作期間は2022年7月30日から8月19日まで、およそ2週間。
ツヤなしのペンキで描かれています。
筆が思うように動かず、なかなか大変だったそうです(+_+)
日中の暑い時間を避け、朝夜に作業が中心。
数日間、雨が降り続いたので思うように作業できない日もありました。
絵を描いている間は時間を忘れてしまうため、水分補給の時間を忘れないようタイマーをかけていたそうです。
一筆一筆に魂が込められた作品です(*^_^*)!
縦 約3m×横 約3mの巨大なアート。
道向かいの嬉野郵便局からよく見えるので、地域の方からも励ましの言葉をもらったそうですよ~(*^^*)
2022年8月2日撮影
色が入りやすいよう、白で塗られています。
8月19日に完成!
いろいろな角度から見て楽しんでください♪
夜見ても、美しい( *´艸`)
昼とは違った雰囲気が楽しめますね。
矢野さんのサイン。
型にはまらない自分をイメージしたもの。
矢野さん
「昔の豊玉姫神社と現代の豊玉姫神社の中間を描きたいと考えていました。古事記にこういう話が載っていて、それを描いているんだよ。この神社には豊玉姫となまずが祀られていてね...と話ができるような作品になったと思います。子どもたちにも知ってほしいですね。作品を見た人それぞれで、豊玉姫の物語を感じてくれれば。」
豊玉姫神社 宮司の馬場さんも「神社の御神徳の一端を見事に表現した絵画になっています。」と完成を喜んでいました(*´▽`*)
神社では、新しい話題作りとして活用していきたいとのことです。
神社にお越しの際は、ぜひこの壁画も見てくださいね(*´ω`*)
▼矢野さんのブログで制作中のお話が掲載されています(^^♪
ちなみに、豊玉姫神社の手水舎は2019年に新しくなり、温泉が出るようになりました~(≧▽≦)
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豊玉姫神社
住所:嬉野市嬉野町大字下宿乙2231-2
電話:0954-43-0680
境内に車が2台ほど停められます。
近くの有料駐車場 タイムズシーボルトの湯(90分は無料)から徒歩5分ほどです。
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