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2014/09/02
佐賀県重要無形民俗文化財
両岩の小浮立
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こんにちは(・▽・)
昨日紹介したリバティの落成記念文化芸能フェスティバルに出演される嬉野町吉田両岩地区の両岩の小浮立をご紹介します(^_^)♪
当日は「地囃子」と「払囃子」を披露される予定です
この浮立は昭和35年に佐賀県重要無形民俗文化財に指定されています。
練習会におじゃましました!
写真では少し分かりづらいかもしれませんが・・・。
この浮立は「コ」の字型の配置になっています。
↑配置図 当日もこの予定です
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道具について話を聞きました(>▽<)
鉦の数は5つです。
奥の大きいものから「一番鉦」「二番鉦」「三番鉦」「四番鉦」で、手前の一番小さいものは「尻鉦」といいます。
この尻鉦は基本のリズムをとります。
少しでもずれると全部がずれてしまうという・・・。
重要な役どころですね(;`・ω・)9
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笛は4名で演奏されます。
どこの地区の浮立でも同じなのですが、笛の楽譜はないそうです。
先輩たちが吹いている時の指使いなどを見よう見まねで覚えて、あとは感覚だそうです。
一番手前に座っていらっしゃる方は25、6歳の頃から笛をはじめられたそうです。後で触れますが、両岩の小浮立は曲数が多いため覚るのが大変だったと話してくださいました。
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こちらはもりゃーし(モリヤシ、と呼ぶ地区もあり)です。
小さな太鼓のことです。
2名で担当されています。
曲の途中からひざをついたこの体勢です(゜□゜)
バチをくるくるまわしたり、大きく体を動かして演奏されていました。
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最後は太鼓です。
太鼓を打つ方は「太鼓掛り」といいます。
動きにとても特徴があります(´エ`●)
大きく体を動かしたり、飛び上がったり。
曲の途中からテンポアップし(「シャギリ」といいます)、太鼓掛りやもりゃーしの動きが激しくなります。
1曲演じると息が切れてしまうそうです。
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さて。
演目についてですが、両岩の小浮立は15の演目があります。
※披露される演目はその中からその時々で決められるそうです。
主な演目は
「道囃子」(みちばやし)
・・・道行の際の演目
「地囃子」(じばやし)
「本囃子」(ほんばやし)
・・・一人で舞う。殿様踊りともいわれる最も重く扱われる演目。
「三番叟」(さんばそう)
「払囃子」(はらいばやし) ・・・などです。
今回は大人のみですが、子どもが出演される演目もあります。
今年7月26日に行われた「灯篭明かし」の祭りでは婦人会の方と子どもたちで「道囃子」を披露されたそうです。
9月7日に披露される「地囃子」と「払囃子」とは?
「地囃子」は鉦浮立のことです。払囃子を舞う前に、精神を統一します。
「払囃子」は一番最初や練習の様子の写真の踊りです。
もともと「払囃子」は病気払いの意味があるそうです。
かつて北条時頼が諸国行脚の途中両岩に立ち寄りましたがそこで病気に罹ってしまい、その病気快癒を祈願して地元の方が踊ったという言い伝えもあるそうです。
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こちらの地区では秋のおくんちは葦筒神社で行われます。
8地区で当番を回しており、両岩地区は2年後だそうです。
ちなみに役割はその時の区長が決めるとのことです。
太鼓掛りの方も昔から浮立に関わっており、もりゃーしや鉦などを経て前回平成20年の葦筒神社のおくんちで太鼓を担当されたそうです(uωu*)
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両岩の小浮立は16時頃からの予定です。
どうぞお楽しみに★
明日は芸能フェスティバルのオープニングを飾る団体の紹介ですヽ(´▽`)ノ
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■落成記念文化芸能フェスティバル
開場:13時 開演:13時30分~18時30分
【問合せ】
文化・スポーツ振興課
TEL:0954-66-9129
【会場】
嬉野市社会文化会館 リバティ (ぷらっとの横です)
嬉野市塩田町五町田甲628番地
駐車場:あり 警備員の指示にしたがってお進みください
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