前へ | 次へ |

2014/10/07
ふるさと嬉野への思い
副島鉄三郎遺作展開催中
ツイート
こんにちは(^ω^*)
台風18号の被害が各地で相次いでいますね。
新たに台風19号も発生しています。
情報をこまめにチェックして、台風に備えてくださいね(>_<)
今日は作品展のご案内です(^_^)
ふるさとの嬉野を思いながら遠い神奈川の地で創作活動を行なっていた方の遺作展が開催されています。
副島鉄三郎 遺作展
【日程】10月7日(火)~13日(月・祝)
【時間】10時~19時
【場所】嬉野市文化センター 2階展示室
【入館料】無料
【副島鉄三郎略歴】
昭和19年 佐賀県嬉野町生まれ
大学時代から独学で創作活動を始める
神奈川県で創作活動をおこない、
東京・神奈川・佐賀で個展を20回開催
平成25年8月 逝去(享年69歳)
<主な受賞歴>
2004・2006ドローイング・デッサン・版画コンクール 大賞2回
2011年メキシコ美術賞 大賞
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
会場には35点以上の作品が展示されています
昨年9月に開かれたお別れの会でも作品を展示されていましたが、ゆっくり見ることができなかったという声を受けて今回改めて展示を行うことにしたそうです。
「鉄三郎と言えば富士山」と言ってもいいほど富士山の絵を多く残していらっしゃいます。
「富士山」
ドローイング・デッサン・版画コンクール
大賞受賞作「富士山に舞う」
同じ富士山の絵でも、表情が全く違います。
「富士山と共に生きたい」と富士山が見える神奈川県に移住され、創作活動を行ってきました。
鉄三郎さんの娘、花さんが「富士山に登ってみたい」と話すと「富士山は登るものではない。眺めるものだ。」と話されたそうです。
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
鉄三郎さんは幼いころから絵を描くことが好きでしたが、大学時代は経済学を専攻。
学生時代の下宿先で美術学生と過ごし、その方が絵を描く様子を見て、作品を描きました。
「花市場」
それが佐賀県美術展覧会で2席および入賞
それをきっかけに、独学で作品を描きはじめます。
さまざまな方が「本当に独学なのか?」と言われるほど、素晴らしい作品を残していらっしゃいます。
「見たものをきれいに描くのは写真で十分」という言葉も残されています。
剣道もされていたそうで、娘の花さんの話から副島さんのまっすぐな意志が感じられました。
展示されている絵、1点1点に表情があり、引き込まれていく感覚がありました。
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
鉄三郎さんが残したノートにはふるさと嬉野への思いや「子どもたちに絵を教えたい」「絵のすばらしさを伝えたい」という望みがつづられていたそうです。
故人の思いを引き継いでくれるご家族がいることはとても幸せなことだなと感じました。
期間中は企画をされた妻・徳代さんと娘・花さんがいらっしゃいますので、その思いにも触れてみてくださいね。
展示されているノートをご覧になりながら
鉄三郎さんについてお話されていました
娘の花さんはこの作品展を行うにあたって鉄三郎さんの学生時代のご友人に連絡を取ったり、本日も様々な方が訪れ話を聞かせてくださったり、自分が知らない父に出会うことができたようです。
様々な方の記憶や心の中に故人が存在しているのだと思うと、少しですが悲しい気持ちが和らいでいきますね。
みなさまもぜひ鉄三郎さんに会いにお越しくださいね(^_^*)
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
副島鉄三郎 遺作展
【問い合わせ】
副島徳代・花(自宅)
TEL:0954-43-9412
【会場】嬉野市文化センター
嬉野市大字下宿乙1298
前へ | 次へ |