前へ | 次へ |

2018/11/09
7つの窯元の「挑戦」
フラッグスPOP UP SHOP
ツイート
有田町で開催中のイベントですが、
嬉野町の「副千製陶所」が
参加されていますのでアップします(*'ω'*)
日用品店 bowl
「フラッグス POP UP SHOP」

場所:日用品店 bowl ボウル
有田町本町丙1054
営業時間:12時~18時
※水曜定休日
※駐車場あり(店舗向い)
-----------------------------
同じ有田の窯元でも
成り立ち、歴史、製品の特長、技法などは
それぞれの異なり、多様性をもっています。
その多様性がひしめき合う中で
自分の強みを最大に生かしたものづくり、
そして、その想いを伝える「フラッグシップ」に
なるべく7つの窯元それぞれが
自分の旗を掲げ立ち上がりました。
「自分にしかできないものづくりとは?」
という理想を追い求め、
自問自答を繰り返し、
自分と徹底的に向き合い、
それぞれが出した
「現在進行形」の答えを
ひとつずつ、お互いに切磋琢磨しながら
カタチにしています。
今年は展示会に立つことを目標にしており、
今回のbowlでの展示会には
それぞれの新作を出しています。
たとえば「陶悦窯-ましら-」
初めての急須制作。
右利き・左利き用があり(写真は右利きのみ)、
小さめの煎茶碗は急須にすっぽりとおさまります。
「新しいものを作りながらも
それぞれの窯元の歴史や
先祖、伝統を感じさせる」
とbowl店長・高塚さんはお話されていました。
「有田焼は100年先の未来を
見据えています」
白い皿は光の当たり方で
きらきらと光って見えます。
大きな皿の上に
小さな皿を置いていくと
パズルのようにすっきりとした収納に。
写真ではわかりづらいですが、
この青も、ただの青でなく
光によって色に変化がある
美しいものでした。
壁に貼られている数式。
焼物は焼くと収縮したり
変形したりします。
「焼物は実験の繰り返し。
同じ条件でも同じものが
できるわけはないのです。
くぼんだり、ぽつっと
点が入ったりします。
窯元は自然を相手にしています。
原料の土も火も自然のもの。」
「窯元のところへぜひ訪れてほしい」
と高塚さんはお話されていました。
この展示会が始まる前に
吉田の副千製陶所に行ってきました(*'ω'*)
入ってすぐのところに
2018年1月から始まった
「えくぼとほくろ」があります。
これは、くぼみやぽつっと点が入ってしまい
流通にのらない品物を
通常価格より安い金額で販売しているもの。
くぼみを「えくぼ」、点を「ほくろ」と
呼び名を変えています。
副千製陶所意外に
5つの窯元でも開催中です!
この「えくぼとほくろ」は
「工場見学」も一緒にご案内しています。
ちょうど素焼きするものの窯入れがあるよ、
と言われたので見学することに。
レールはありません!
そして、たくさん積んであるので
とても不安定・・・。
夕方に窯にいれ、
翌朝8時に外へ。
副千製陶所 代表・副島謙一さんが
見つめる先には新作。
ふたつきなのですが、
ふたつきのものを作るのはとても大変とのこと。
焼物はサイズが変わるので、
あわなくなることがあるんだそうです。

ひとつひとつ手描き
ひとつの器ができるまでに
たくさんの工程があり、
たくさんの人の手がかかっています。
そしてたくさんの思いが詰まっています。
「作り手の話を聞くことができる」
これは嬉野の魅力のひとつなのだと感じました(*'ω'*)
今回のフラッグスの展示会は
窯元の方々にとって「挑戦の場」。
ぜひ手に取ってみてください。
---------------------------------------
bowl
住所:西松浦郡有田町本町丙1045
TEL: 080-7983-5733
時間:12時~18時
店休日:水曜日
※駐車場あり
※JR有田駅より徒歩5分
SNS
前へ | 次へ |