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2012/10/01
第10回 ほっとマンマin嬉野
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9月30日(日)
旅館「大村屋」さんにて
第10回 ほっとマンマin嬉野がありました。
佐賀県内外から18名の方が参加されました。
マンマとはラテン語で「乳房」の意味です。
「ほっとマンマ」は乳がんを患われた方にゆったりと温泉に入ってもらい、心身ともにくつろいで頂きたいと始まったものです。
嬉野温泉おかみの会が全国で初めて取り組んだこの活動は今年で10年がたちました。毎年、講師の先生を招いて乳がんについての講演会も行われています。
乳がんの手術後に大浴場に入りにくくなった方が多いことから、このほっとマンマでは大浴場を貸し切っての入浴を楽しみながら患者さん同士の交流の場となっています。
谷口市長のごあいさつ
嬉野温泉おかみの会 北川会長(大村屋)は「第10回を迎えられて感謝しています。温泉は本当に癒しを与えてくれる宝です。大浴場を貸し切っての入浴なので今日は身をさらけ出し、お湯に体をゆだねて心ゆくまで楽しまれてください。」
と話されました。
今年は佐賀大学一般・消化器外科の小池健太先生をお招きし、乳がんについての講演がありました。
「乳がんを知ろう~乳がんから身を守ろう~」
このご講演は乳がんの患者さんにとってはもちろん、それ以外の私たちにとってもわかりやすくとても勉強になるお話でした。
参加された方は様々なタイプの乳がんがあることを知り、講演後治療法や薬の飲み方などについてそれぞれ不安なことを先生に質問されていました。「術後20年以上経過し、今はバリバリ仕事もできます。」と話される方や、「抗がん剤を先月までつかっていた」という方、状況は様々ですがやはりそれぞれに不安や悩みは持たれています。そのようなことをこの機会に先生に相談したり、参加された方同士話したりされていました。
今年で4回目の参加という方にお話をお聞きしました。
「温泉に入れるので楽しみにきました。普通の大浴場では周りの方のことを気にして隠しますから、今日は温泉に入りながら病気のことも話せるので良いです。」と話されました。
講演の後は昼食、大浴場を貸し切っての温泉入浴を楽しまれました。
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嬉野市は佐賀県の中でも乳がん検診の受診率がトップだそうです。これもほっとマンマのおかげ?と池田先生がおっしゃっていました。
生涯に乳がんを患う日本人女性は、16人に1人。乳がんは早期に発見すれば治癒率が高いがんで、90%以上が治ると言われています。
10月はピンクリボン月間です。早期発見のために、ぜひ定期的な検診とセルフチェックを心がけましょう(私も含めて)。
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