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2024/06/22
＼花で元気な地域づくり／
塩田町畦川内のアジサイ
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2024年6月17日に九州北部が梅雨入りしました。
ジメジメとした雨の中、色鮮やかに咲くアジサイは見ていて癒されますね(*^-^*)
塩田町 唐泉山のふもとにある畦川内(あぜかわち)地区。
のんびりとした空気が流れる里山では、"花咲かじいさん"と呼ばれた男性が植えたアジサイが夏の訪れを告げてくれます♪
掲載している写真は2024年6月12日、20日撮影です(*^-^*)
紹介するのは観光地ではなく、地域の方が暮らす場所に咲く花です。
コツコツと長い時間をかけて大切に育てられた花と景色です。
見学の際は地域の方に迷惑がかからないようにお楽しみください(*´ω`*)
畦川内地区は昭和のはじめ頃は温泉が湧き、旅館、料理屋、理髪店、饅頭屋、たばこ屋などが建ち並ぶ湯治場のような場所でした。
当時は鉄道が走っており、湯治客も多かったそう。
しかし、鉄道廃線とともにお客さんは減少。
冷泉だった畦川内温泉は加熱が必要でコストがかかったため、温泉を運営する会社は倒産し「幻の温泉」となりました。
現在、畦川内地区にはおよそ100名の方が住んでいるそうです。
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この地区に住んでいた中島 新さんは「畦川内を花でいっぱいに、元気な地区にしたい」と平成10年頃よりアジサイを育て始めます。
住民の協力もあり、各家の軒先や畑、山の斜面など畦川内地区のあちらこちらでアジサイを見ることができます。
このことから、中島さんのことを"花咲かじいさん"と呼ぶ方もいらっしゃいました(*'ω'*)
見頃は先週でしたが、まだキレイです(∩´∀｀)∩
近くの施設からマイクロバスに乗って、アジサイ見学に来られる人気スポットなんです。
また来年紹介するので、おでかけください★★
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中島さんが亡くなってからは、一緒に活動を続けていた桑原和隆さんが草刈りなどアジサイの世話を続けています。
▲桑原さん
85歳だそうです！
雨の中、桑原さんに案内していただきました(^^)
ありがとうございます。
桑原さんが山を切り開き作った西平おもしろ公園。
看板は桑原さんが彫刻刀で彫った手作り☺
おもしろ公園は2010年にできていますが、桑原さんも花で地区を活性化させたいと、それ以前から個人で花を植えていました。
冬は梅、春は桜や桃、レンギョウなど美しい花が里山の景色を華やかにしてくれます。
桜は3月末頃咲くということでした。
一番最後に植えた花は冬と春に咲く「二季桜」
後継者がいないことから昨年より新しい花を植えることは中断されています。
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▼塩田庁舎から畦川内までの行き方
塩田庁舎
↓
宮ノ元の交差点(宮ノ元丹生神社そば)左折
↓
橋を越えてそのまま直進。
道がとても狭いので徐行してください。
湯谷建設の近くまでアジサイが咲いています。
かわいいベンチがありました(*'ω'*)
茅葺屋根とアジサイの写真を撮った場所
アジサイを見るための駐車場はありません。
URLのマップの近くに防火水槽がありました。
そのそばに車が2,3台停められます。
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塩田川沿いを走る県道346号線(唐泉橋～済昭園の道)の一部にも桑原さんが花を植えています。
ゴミのない、きれいな場所にしたい。
里山の景色を守りたいという思いからです。
キレイな花、美しい景色を楽しめるのは守り続けている人がいるから。
みなさんの気持ちを大切にしながら、花をお楽しみください。
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