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2024/09/05
\2年連続4冠達成!/
第78回全国茶品評会 ダブル受賞!
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全国規模の茶品評会で日本の茶業の将来を展望し、茶生産の近代化と茶業の一層の発展を図るために昭和38年から毎年開催されている「全国茶品評会」。
2024年8月30日15時に、静岡県で行われた「第78回全国茶品評会出品茶審査会」の結果が発表されました。
嬉野市は昨年に引き続き、個人の部で最優秀賞となる「農林水産大臣賞」を2部門で、生産地の部でも2部門で産地賞1位を受賞!
2年連続4冠達成しました(≧▽≦)
さらに、嬉野市内からの出品が数多く受賞しています(*^-^*)
おめでとうございます!
■審査結果■
<蒸し製玉緑茶>
佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県の4県から 93 点の出品がありました。
上位10点のうち8点を嬉野市の出品が占めています。
釜炒り茶は宮崎県、佐賀県、熊本県から 97 点の出品がありました。
上位10点のうち5点を嬉野市の出品が占めています。
●農林水産大臣賞(1等1席)
・蒸し製玉緑茶の部
白川 稔さん / 碇石銘茶研究会
外観・香気・水色・滋味の審査得点:200点満点
・釜炒り茶の部
吉牟田 敏光さん / 嬉野南部釜炒茶業組合
外観・香気・水色・滋味の審査得点:200点満点
●農林水産局長賞(1等2席)
白川 天翔さん / 碇石銘茶研究会
●公益財団法人日本茶業中央会会長賞(1等3席)
・蒸し製玉緑茶の部
橋爪 和広さん/ 碇石銘茶研究会
・釜炒り茶の部
吉牟田 由紀子さん/ 嬉野南部釜炒茶業組合
●全国茶生産団体連合会会長賞(1等4席)
・蒸し製玉緑茶の部
三根 孝之さん
●全国茶商工業協同組合連合会理事長賞(1等5席)
・蒸し製玉緑茶の部
田中 将也さん
・釜炒り茶の部
山口 正美さん/ 嬉野南部釜炒茶業組合
●産地賞(団体)
各茶種における審査成績の上位3点の合計審査得点が最上位の市町村に授与されます。
・蒸し製玉緑茶の部
産地賞1位 嬉野市595点
・釜炒り茶の部
産地賞1位 嬉野市 586点
その他の結果はこちら(PDF)
●今後の予定
出品茶入札販売会 :2024年9月12日(木) 株式会社静岡茶市場
褒賞授与式・出品茶展示: 2024年11月2日(土) 浜松市福祉館交流センター
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●蒸し製玉緑茶の部
農林水産大臣賞の受賞:2年連続
産地賞の受賞:2年連続
●釜炒り茶の部
農林水産大臣賞の受賞:6年連続
産地賞の受賞:6年連続
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2024年9月2日
うれしの茶交流館「チャオシル」で受賞報告会が開かれました。
(本来8月30日開催予定でしたが、台風のため延期となりました)
品評会の結果報告を行う
JAさがみどり地区茶業部会 三根 孝一 部会長
(写真右)
●嬉野市長 お祝いの言葉
「4冠制覇を2年連続成し遂げることができました。これはひとえに産地全体としても、今回、大臣賞を受賞されました白川さま、吉牟田さま、先祖代々引き継いできた田畑を大切にされてきた成果だと思っております。
我々としてもその思いにこたえるべく、日本一のお茶の産地であると広く知らしめるために汗をかいてまいりたいと思っております。
昨年は11年ぶりの4冠達成、また大きな災害を乗り越えての受賞ということで産地の喜びもひとしおでございました。
令和8年に全国お茶まつりを佐賀県で開催することが決定しています。そこにむけて産地をいかに盛り上げていくか、お茶の取り巻く情勢は非常に厳しい現状に変わりはありませんが、このなかできらりと光る産地として次の世代へのバトンタッチをしていくべく、はずみをつけて頑張っていきたい。
今回の受賞を喜びながら、この喜びをずっと息長くできる正念場に立たされております。産地一丸となって、これからもたゆまず歩みを続けていくことを誓います。本当におめでとうございます。」
●受賞者あいさつ 白川 稔さん
「念願の1等1席を初めて受賞しました。これもひとえに関係機関のみなさま、JA、銘茶塾、茶業界のみなさまのおかげです。ありがとうございました。
もっと自分で日々畑づくりを精進していきたいと思います。
白川製茶園として、初代の祖父がお茶づくりを始めてちょうど今年100年目となります。100年という記念の年にこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。」
●受賞者あいさつ 吉牟田 敏光さん
「本日は本当にありがとうございます。釜炒り茶の部 6年連続受賞(組合員による)ということで、何とかタスキをつないだと嬉しく思っております。本当に関係者のみなさんのおかげです。心よりお礼申し上げます。まだまだこの連続の受賞を続けるように、釜炒茶協議会のみなさんと一緒になって頑張ってまいりたいと思います。」

白川製茶園は4代続く茶農家。
人が食べる鰹節や昆布を肥料にしています。
白川さんが受賞したのは、うれしの茶発祥の地「不動山」の茶畑のお茶。
白川製茶園で初めての「手摘み会」を開き、およそ300名が参加しました。

茶畑にはバロン(黒い寒冷紗)を浮かせた状態で張ってありました。
このように張ることで茶葉が傷つかず、またバロンをはがさずに茶摘みができることで雨や日光に当たらないことも良かった点ということでした。

▼2024年4月20日に開催された手摘み会の様子
碇石銘茶研究会は白川さんが住む地区の名前が付けられており、周辺に住む7軒の茶農家で構成されています。
吉牟田さんが所属する「嬉野南部釜炒茶業組合」は4軒の茶農家で「釜炒茶」のブランド化や魅力発信を行っています。
組合員による農林水産大臣賞は6年連続!
吉牟田さんによると、組合員のみなさまとても意識が高いそう。
今回も品評会に向けて、有機肥料など生産について話し合いを重ねており、連続受賞はその成果がでているのではないかということでした。
「釜炒茶」は500年以上昔から伝わる嬉野茶の伝統製法。
「釜香」といわれる芳ばしい香りと、黄金色の水色(すいしょく)が特徴です。
▼嬉野南部釜炒茶業組合HP
▼嬉野南部釜炒り茶業組合を紹介した記事
(2020年8月30日掲載)
組合で作るお茶「葉と日と火」は、「釜炒り茶」「ほうじ茶」「烏龍茶」の3種。
道の駅うれしの まるくのまるくアイズや、井手酒造などで購入する事ができます。
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