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うれしの元気通信 2025/04/17 \茶園の認定は全国初!/
「自然共生サイト」認定報告会


うれしの茶の若手生産者16名で構成される「グリーンレタープロジェクト」のメンバーが所有する茶畑が、環境省の「自然共生サイト」の認定を受けました(*^▽^*)

茶園の認定は全国初です!

2025年3月27日
うれしの茶交流館「チャオシル」で報告会が行われました。

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グリーンレタープロジェクト
「自然共生サイト」認定報告会

環境省では令和5年度から「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定しています。

▼「自然共生サイト」について(嬉野市HP)
https://www.city.ureshino.lg.jp/kurashi/kankyo/_24713/_31663.html

▼自然共生サイト 認定サイト一覧

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今回認定を受けたのはメンバーが所有する嬉野市内の茶園47ha。

自然共生サイトの認定を受けた茶園で採れたお茶には「認定ロゴマーク」をつけて販売することができます。
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報告会ではグリーンレタープロジェクト代表の三根孝之さんから
「私たちが代々受け継ぎ守り続けてきた茶畑が環境省より自然共生サイトとして正式に認定されましたことを報告させていただきます。日々の農業の現場で自然環境と調和しながら、安全で美味しいお茶を育てる活動を続けてきた結果であり、私たちにとって大きな励みになっております。」と報告がありました。 
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認定のアピールポイントとしては
*里地里山の豊かな自然を体験できる場
*生物多様性の大切さを茶摘み体験等を通じて実施している
*活動は若手茶農家で実施していくことから、長期にわたる自然環境保全が可能
であること。
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また、お茶は冬に花を咲かせる珍しい植物で、冬場にミツバチなどの蜜源となる希少な植物であることもひとつの要因となっています。
そしてチャノキを利用して生息生育している動物も確認されています。
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メンバーの永尾俊介さんから共生サイトに申請した動機について説明がありました。
「茶農家の後継者として環境を守りながらいいお茶を作りたいという思いで取り組んできました。ひとりひとりにそれぞれ思いがあり、それが日々のお茶づくりの基盤となっています。
共生サイトに16名のグループで申請したのは一人一人の思いや取り組みを見える形にし、個々が守ってきたことをグループとして明確にすることで、グループ全体としてもさらにいいお茶づくりができると考えました。
これからもいいお茶づくりを続けるためには茶畑の環境を守っていくことが何よりも大切です。
この土地の自然とともに育む茶畑がうれしの茶の品質の要でありその未来を守っていくことが私たちに与えられた役割だと思っています。

そして16名の茶農家が一致団結し、ともに未来を見据えた活動に取り組むためにこの申請が大きなきっかけになると考えています。
今回、認証をいただいたことでうれしの茶というブランドの価値を一層高めることができました。
国が認めた環境保全地区で育てるお茶としての信頼をきづくことで新しい価値を生み出せると感じています。」
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報告を受けた村上大祐 嬉野市長は
「お茶の産地として茶畑みなれた景色でもあります。その価値を作り手のみなさんが発信するということに価値があると思います。
全国お茶まつりに向けていいアピ―ルになるし、こういうことに取り組んでいる産地という、産地の元気なアピールになるのでは。

生物多様性のなかには好ましくない生き物、例えば害虫とかいるかもしれませんが、茶畑はこんなにたくさんの命をゆりかごだったんだと実感しました。
今後、認定を受けたところでできたものを買いたいという需要がかならずやってくると思います。
私たちも一緒になって価値の発信に努めていければと思っています。」

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「グリーンレタープロジェクト」は2020年に40歳以下の若手茶農家で結成。
茶畑を未来に向けて残し、お茶を作る環境を整えたい。
うれしの茶という地域ブランドを後世に残したいという思いで集まった16名で構成されています。

メンバーの親世代はお茶は「贈答品」、家庭で急須を使って飲む習慣がありましたが、時代の変化でお茶を贈る文化・急須で飲む習慣が減少してきています。

そのことで感じたお茶農家を続けていくことの不安。
この状況が続けば伝統ある うれしの茶や茶畑の景観が失われてしまうかもしれない。

そのとき「うれしの茶の未来のために行動しませんか?」という提案からプロジェクトはスタートしました。
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グループ名の「グリーンレター」は「お茶をお手紙として贈る」ということから名づけられました。

観光で嬉野に来た人が手紙として大切な人にお茶を贈ってほしい、という「贈答品の定番だったお茶の新しい贈り方」です。
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一煎茶パックのラベルにはメンバーの子どもたちが描いた絵がプリントされています。
これは「未来を担う世代と一緒に うれしの茶を守っていきたい」という思いから。
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セットは主に嬉野の旅館に設置されています。
茶畑と観光地が隣接した特別な土地だからこそできる取り組みです♪

グリーンレタープロジェクトについて詳しくはHPへ
 
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